20th Anniversary & Living Funeral
☆更新終了ではありません!まだ続きます
これは更新終了や閉鎖をお伝えする記事ではありません。『えごん(everything is gone)』の終了はまだ先なんですが、終了時はおそらく大した挨拶もなく消える可能性が高いので、当サイトを普段から見て下さっている方、かつ「別記事のサイト内リンク」から偶然これを見つけた方向けにこのタイミングで“えごん管理人”としてちょろっと ご挨拶しておこうという、大袈裟に言えば生前葬のような記事を書きなぐってみました。書きなぐりなので文章がメチャクチャなのはご容赦ください。
☆時間は大切に
これはいつも見てくれている方向けの記事になるため、誰かに教えられてこのページを見ている人、検索エンジンから来ている人、普段見向きもしないくせにこんな時ばかり覗いてやろうという人、このサイトや管理人にいい印象を持っていない人、その他管理人に嫌われていると自覚のある人、団体の中の人などにおかれましては読むだけ時間の無駄にしかなりませんのでここでお帰りください。ニュースサイト論みたいなものでもありませんし、下らない私事や当たり障りのない事しか書いてません。叩く価値もありません。フリでもありません。
☆転載・紹介・言及禁止です
この記事とURLは他所での紹介、言及禁止です。コピペ、リライト、キャプチャー、スクレイピング、ブクマ、直撮り、印刷、魚拓、口頭、モールス信号、狼煙、テレパシー、その他あらゆる手段を用いて記事内容を公衆へ晒す行為も禁止です(ないとは思いますが念のためw)。どこかで紹介・言及されているのを確認次第、それが肯定的か否定的かに関わらず(確認もしません)記事を削除します。この記事に対する反応があったとしても一切見ません。
☆虚無ではなかったノンジャンル個人ニュースサイト
いつも『えごん(everything is gone)』をご覧くださりありがとうございます。
2002年11月26日の開設から丸20年が経過しました。当時は日本のインターネットに今ほどの人口、帯域、多様性がなく「何者でもない人間がその日のニュースを稚拙なコメントと共に紹介していくだけのサイト」ですら面白がられた時代で、いつの間にか当サイトも“個人ニュースサイト”などとカテゴライズされ、私の意図はともかく多くの人に見ていただけるようになりました。専門性も閲覧者のリアクションもないこんなサイトが毎日更新でこれだけ続いたのは、ニュースコメントに現れる「サイト用の人格」が自らを顧みる、あるいはストレス発散の手段として良くも悪くも機能していたことが要因のひとつとして挙げられます。私は普通の人はまず持っていない、生涯絶対に解決しないあるひとつの“大きな問題”を抱えています(誰にも話さずあの世まで持っていく話)。今でこそ趣味や仕事で複数のサイトを運営していますが、開設当時の『えごん(everything is gone)』はそんな自分にとっての精神安定剤であり、当時の自分に与えた影響は少なくありません。
個人サイトというものが衰退し始めてからはその存在意義について疑問を持った時期もありました(個人ニュースサイトの否定ではなく、管理人の能力や性分の問題です)。それでも先述のようなメリットもあり地道に続けたことで一部の同業者さんやブロガーさんなど様々な人との交流が生まれました。ノンジャンルゆえにブログ、アンテナサイト、SNS、個人サイトの延長のようなネットメディアによってサイトの存在価値は失われ、2014年の1月にはGoogleによって無事「価値のないサイト」と判定されましたが(笑)、更新を通じて得た繋がりや知識、スキル等を考えると『えごん』の運営は無駄ではなかったと確信しています。自分の中では(突然死でもしない限り)死の間際に3番目くらいに思い出すサイトにはなりました。
☆会った方、そしていつも見て下さっている方へ
このサイトはリアルでの交流を目的として始めたものではありません。とはいえ、サイトを通じて会った方々には例外なく感謝の気持ちしかありません。最初期を除けば、同業者よりネタブロガーさんと絡むことが多かったと思います。中にはサイトとほぼ同じく20年近い付き合いになる人も何人かおり、時の早さを感じずにはいられません。オフ会などでの私の幼稚さ、頭の悪さ、不義理から迷惑をおかけした方も少なくないはずです。今更ながらごめんなさい。個人ニュースサイトオフ会でお会いした方々も大半のサイトが消えてしまい今は何をしているやら……今以上に幼稚だった私なんぞを一人の人間扱いして優しく接してくださった皆様には頭が上がりません。
初期で印象に残っているのは某コミュニティFMのDJをされていた方とイベントや愛知万博でご一緒させて頂いたことです(サイト絡みで関東外に出かけたのが当時初めてだったので印象深い)。当時は今以上に空気を読めず、自分勝手な言動で相当なご迷惑をお掛けしたかと思います。これまた今更ですがすいません。今はもう見てないと思いますが。あとピカチュウ姿で日本一周オフ会やってた二人組(すいません、名前失念しました)。当時船橋で働いていてその帰りしなに千葉でのオフに飛び込み参加した記憶があります。どちらかというと当時の自分の状況が印象に残っているんでしょうね。あと謎なのが、唯一地元でやったオフ会。サイト絡みだったことや飲んだ場所は覚えているのにそのときいた人々がどういった経緯で集まったのかまったく覚えていない。地元だったのも謎すぎて逆に印象に残っています。
そしてサイトを継続的に見て下さっている方々にも感謝しております。『えごん』のコンテンツを見て一度でも頷いてくれた方、笑ってくれた方がいてくれたらこれ以上の喜びはありません。本当にありがとうございます(年に1,2回ほどですがサイト上のコメントに対して共感をいただくことがあり、いくら私のようなひねくれた管理人でもさすがに嬉しい気持ちになりました)。
もちろん20年もやっていれば円満なことばかりではなく、綺麗ごとでは片づけられないこともあったと思います。ですが今思えばすべてが経験値です。様々な出来事を経た結果、昔だったら無知ゆえに怒り狂っていたようなことでも、大抵のことは噛み砕いて飲み込めるように(そして更なる“肥やし”にできるように)なったというのは大きな成長です。いい歳こいてやっとそんなレベル? と思う方もいるかもしれませんがそんなレベルなんです。一生勉強です。
☆日の当たる坂道を上るその前に
もはや色々な意味で熟しきっている当サイトですが、私生活の負担にならない限り今後も自分なりのアウトプットを続けていきたいと思いますので、今後もぜひ「えごん」という名のうらびれたバッティングセンターで不格好にバットを振り続ける(あるいは打つべきボールを見逃して悔やむ)管理人の(人格の一部の)生き様を見に来てください。ここは私にとって「仕事帰りのストレス発散の場」なのでほとんど“三振”になるでしょうけど、たまーに生まれるヒットから何かインスピレーションが生まれるかもしれません。
もし『えごん(everything is gone)』を開設した頃からずっと見てくださっている方がいるのであれば人生中盤、後半戦の方ばかりだと思われます。サイト上における管理人の価値観に共鳴して下さっているかどうかはさておき、同じ時代を生きる人間どうし残りの人生飄々とやっていきましょう。
最後に、生き残っているであろう僅かな同業者の方々、迷惑でしょうが勝手にエールを贈らせていただきます(えごんより先に辞めないでね)。
まだまだ書きたいこと(好き嫌いの話など)はありますが誰も得しないので割愛します。引き算大事。
それでは、読んでいただいてありがとうございました。「本当の閉鎖」まで引き続きご愛顧のほどよろしくお願い致します。
(記事公開は2022年12月7日)